2016.2.28
やる気のある若手社員は、見ているだけでも清々しいですね。何でも吸収しようと残業する姿も見受けられますが、ただ単純に残業したのでは意味がありません。
最近の若手社員の風潮は、残業をしない、休日出勤をしない、社内の飲み会は不参加等、何だか冷めきった若手が多いです。しかし、もちろんやる気に満ち溢れた若手も数多くいます。確かに最近では残業をさせない企業も増えてきましたが、若手社員の残業はあまり規制しない方が良いかなと私は思います。
何故なら、これからたくさんの業務を覚える立場ですし、これから結婚や出産、子育てとなると、男女構わず残業無しで帰宅しなければならない事も増えます。また、早く一人前の仕事が出来る様になりたいと頑張る若手社員の気持ちは、ある程度汲み取ってあげたいからです。ただ、それは連日の長時間残業を支持する事とは違います。必要に応じての残業は、若手であろうとべテランでも同じです。
しかしながら、若手社員の残業に多く見受けられるのは、仕事をしているのか遊んでいるのか分からない残業になりがちな点です。上司がいない時の残業は気が緩みがちで、ついつい同僚との世間話に花が咲いてしまい、作業の手を止めながらダラダラと残業してしまうのは駄目です。特に女性が活躍する現場ではこの様な事が多いと思います。
共働きで働く女性は、仕事や家庭の愚痴に夢中になり、気づいた時には時間だけが過ぎていて、仕事がほとんどはかどっていないという経験も多くある様な気がします。これでは、無駄な残業は一向に減らないです。無駄な残業をさせない為には、上司のマネジメントが求められます。若手社員の残業管理をしっかり行い、仕事の進捗状況を把握する、報告、連絡、相談を徹底する、残業時間の管理等で、残業の質を高めさせる事が大切になります。
若手社員がスキルアップの為に残業する事は良い事と先に言いましたが、社内で黙々と作業をする以外にも方法があります。例えば、販売の仕事をしている人なら、帰宅時にライバル店に行って売れ筋商品を見てみたり、飲食店であれば、他店のメニューや接客を見てみる等、視野を広げる事も良いかと思います。また、自宅に帰ってから自分の仕事に精通したマーケティングやリサーチ方法を、ネットや書籍で調べてみるのも勉強になります。残業はそもそも残務をこなす為にあるものです。そして、自分で決めてするものですから、社外で学ぶ事も自分の残業として捉えてみるのも、学びが多く楽しいのではないでしょうか。
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