残業は飲酒レベルで体に悪影響

残業を減らすコツとは

2015.11.14

起床後15時間は飲酒レベル

起床後15時間は飲酒レベル

共働きの私も残業が続き、そのうえ家事や子育てで心身ともに疲れきってしまう事がよくあります。その為、ストレス解消や体を休める工夫をしてはいますが、調べてみると残業が引き起こす心身への悪影響はかなり怖いものがありました。

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週3日以上の残業は脳に悪影響

これは香港大学の調べで、週3日以上長時間勤務をする人の過半数は脳細胞を壊す活性酸素が増えるとの結果が出ているのです。また、就業時間以外のメールや電話だけでもかなりのストレスになると分かっているそうです。その他、残業中に疲れを取ろうと疲労回復に良いとされる栄養ドリンクや、眠気覚ましのカフェインを摂取すると、中枢神経の刺激にしかならず、過剰に摂取すると緊張感が高まって情緒不安定や不眠を呼んでしまうのです。私も気休めに栄養ドリンクをよく飲みますが、逆効果になる危険性があるとは知りませんでした。

起きて15時間経過で飲酒レベル

あの有名な科学誌「ネイチャー」に記載された論文では、人は起床してから15時間以上起きていると、飲酒レベルと同様まで身体機能が低下する事が分かっているようです。更に17時間以上になると、ほろ酔い状態と同様の能力しか発揮できない結果も出ています。確かに長時間の残業の時に、思考能力が下がってしまい、簡単な作業でもミスをしてしまった経験は、残業の多い企業で働く方なら少なからずあると思います。残業を集中して頑張ろうとしても、結局だらだらと時間がかかってしまい、結果非効率になってしまうのが事実です。

12時間が限界

では、どの位の時間であれば作業に集中出来るのでしょうか。厚生労働省のまとめでは、人間は起床してから12~13時間までしか作業に集中できないとしています。例えば、朝6時起床で出勤する人なら、18時位迄が作業を集中して出来る時間帯になります。そうなると、正社員の多くは就業時間が7~9時間になっている事も頷けますね。月の内、2~3回の残業なら影響はないでしょうが、連日の残業になると当たり前に心身ともにダウンしがちです。
仕事を終わらせる為の残業が、逆に効率良い仕事にならなかったり、健康を害してしまう事になっては残業の意味は全く無くなってしまいます。ましてや、私のように共働きで仕事をしていますと、自宅に帰ってからも家事がありますので作業時間は本当に長時間になってしまいます。これでは仕事と家庭の両立は出来ないばかりか、気持ちも滅入ってしまいます。やはり、集中出来る就業時間内で仕事を終わらせ、残業はなるべくしない、長時間残業を避ける等の工夫が必要です。

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